今日の日経の社説は面白い

珍しく日経の社説が面白かった。

「教育「井戸端会議」なら全くいらない」
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070517AS1K1700217052007.html

井戸端会議…。確かに教育再生委員会は井戸端会議に終始していますね。
「親学」については「おせっかい」、「徳育」に関しては、「教科という「形」に
こだわっても実は上がるまい」と切り捨てるなど、見事なもんです。
保守的で知られる日経にしては、随分と思い切った内容だな、と思いました。
もっとも「社会規範が揺らぐなかで、徳育が重要性を増していることは論をまたない」というあたりは、やはり保守派の考え方がでてますね。

難を言えば、再生会議がそもそも定量的なデータを元にした政策論議をしていないことが最大の欠陥なのですが、その点についてはなにも言及していないところでしょう。

まあ、定量的なデータを提示してしまうと、再生会議の存在意義そのものがなくなってしまう訳ですけどね。