あやしいぞ、阿久根市長

 阿久根市長家族の経営会社、市発注工事を1円差で落札
http://www.asahi.com/national/update/0320/SEB201003190056.html
 
坂口弁護士がブログでその金額を入れることの難しさを示している。
 
阿久根市長の家族会社の落札は天文学的難しさ(地方自治96)
http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/61345116.html
 
最低価格の1円上なんて入札価格は、まず今まで公共事業では聞いたことがない。そんな金額を予想すること自体、ほぼ不可能だ。
しかも金額が446万477円と1円単位にまで及んでいる。普通、金額はもっと丸めるもんだろ?
 
次点となった別の業者は、446万480円を出している。これ自体も驚異的な入札金額だが、市長の家族の会社はこれを3円下回っているという僅差。
 
こうなるともう、他社の入札価格と最低価格の両方を市長関連会社は知っていたとしか思えない。
 
金額を丸められなかったのは、他社の価格の10円下では、最低価格以下になってしまい、失格となるからだ、と考えることになんら不思議はない。むしろ積算でこの金額が出た、ということの方がよっぽど不自然だ。
 
市のホームページhttp://www.city.akune.kagoshima.jp/sisei/h21/220226.pdf
で確認したところ、この総合運動公園施設整備工事には9社が応札している。そのなかで市長の家族会社である三笠興産のみが1円単位までの細かい数字を出している。
 
それだけではない。この入札では予定価格の81%前後に上位3社の金額が集中しているではないか。最低価格以下となった会社の金額が出ていないが、これも同程度とすれば、落札ライン価格の情報が漏れている可能性も非常に高い。
 
こんなあやしい入札結果をこれまで見たことがない。
検察はこれを見て何も感じないのだろうか?
あまりに不自然だ。