「契約を守れない」米国との貿易は必要ない

■米産牛の輸入条件緩和、日米協議来週にも開始(読売新聞 - 06月22日 03:12)
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 輸入条件を今の段階で緩和する必要性はあまりない。日本は牛肉で困っていないからだ。科学的な確認など意味がない。米国産牛肉の科学的なリスクなど、十分に低いことは分かりきっているからだ。問題なのは米国が「契約を守れない国」であるということなのだ。

 混ぜてはいけない部位を混ぜて平気で輸出する。輸入再開の最初のハードルさえキチンと守れない国と、どうして貿易をしなければいけないのだろうか?

 「輸入条件を緩和する必要性について科学的に確認」したところで、それを守れない国と何故貿易しなければならないのか?

 科学的に見れば、米国産牛肉が他の国の牛肉よりリスクが高いということはない。それは分かりきっている。

 だから、科学的な安全性を議論のポイントにしてしまうと、米国に押し切られてしまうのは目に見えている。

 だが、問題が米国の「契約違反」であるとすれば、日本有利に交渉をすすめることができる。日本の輸入条件をクリアできるような牛肉の流通体制を構築し、違反の無いよう監視する義務を米国政府に負わせることが肝心だ。

 それができないのならば、日本は別に牛肉に困っているわけではないから条件緩和する必要はない、と突っぱねればよいのだ。